クルーズ船 社交ダンス事情「クイーン・エリザベス」(雑誌『CRUISE』寄稿)
クルーズ船の専門誌『CRUISE』の秋号(2021年10月27日発売)では、「クイーン・エリザベス」の英国でのクルーズを紹介しています。同船は毎夜行なわれるダンスタイムが名物。9月に同船に乗船した吉田あやこさんに聞いてみました。
「クイーン・エリザベスのダンスタイムはコロナ禍前と変わらず、毎晩開催されていました。2回のダンスタイムが設けられていて、両方とも生バンドの演奏で踊れます。踊れるのは同室に泊っているパートナーとのみ。クルーズ自体はマスク着用必須ですが、ダンス中はマスク不要でした。クイーン・エリザベスのボールルームは吹き抜けの広々したもので、これほど立派なボールルームがあるクルーズ船はほかにありません。参加されている方は社交ダンスを目当ての方も多いようで、みなお上手。だから2階のギャラリーから踊る方を見ているだけでも楽しめます。実際ギャラリーも多いので、踊っている方も楽しそうでした。バンドが演奏していた曲は、ワルツやチャチャチャなどから馴染みのポップソングまでさまざま。現在、感染症対策として乗客数を定員の6割に減らしていることもあり、ダンスフロアが混みあうこともありません。コロナ禍前まではダンスホストが4名乗っていましたが今回は乗船していませんでした。ただダンス講師のペアは乗船していて、デモンストレーションを見ることができました。ダンスレッスンも初めての方からベテランの方まで多数参加していました」
クイーン・エリザベスは2022年以降も日本でクルーズを実施する予定です。
ダンスタイムはそのときの状況により制約が入る可能性はありますが、英国の伝統のサービスは健在です。(CRUISE編集部)
https://www.cruise-mag.com/
もっとも有名なクルーズ船「クイーン・エリザベス」は、全長32メートル・約9万トンのラグジュアリー船
乗船しているダンス講師のペアによるダンスパフォーマンス
クイーン・エリザベスのボールルーム「クイーンズ・ルーム」はクルーズ船としては最大級の広さを誇る