映画『レディ・トゥ・レディ』舞台挨拶レポート
令和の『Shall We ダンス?』となれ
映画『レディ・トゥ・レディ』公開開始!
12月13日、映画『レディ・トゥ・レディ』の舞台挨拶が最初の公開館「ヒューマントラストシネマ渋谷」で行なわれ、ダブル主演の大塚千弘さんと内田慈さん、藤澤浩和監督が登壇しました。
大塚さんと内田さんはダンス練習の大変さを語りつつ社交ダンスの魅力を紹介。また本作が監督デビューの藤澤監督は映画に込めた想いを語りました。
(写真・レポート/池田あゆ里)
大塚千弘さんコメント
「コロナ禍の暗い話題が多い中で、今こそ本作を公開するべきだと感じました。元気をもらい明るくなれる、大人のスポ根青春ストーリーです。観てくださった方に、何かに挑戦してみようと思ってもらえたら幸せです。このエンタメが皆さんの気分転換になって、素敵な時間を過ごしていただけたらと思います」
内田慈さんコメント
「価値観が大きく変わる今の世の中で、なかなか今までのようにはいかずどうやったら希望を持てるのかわからない時代かもしれません。真子(大塚)と一華(内田)は前例のないことにも“やりたいからやる!”とみんなの前で言い切り、挑戦する。そこに希望があります。この映画が皆さんのエネルギーになればと思います」
藤澤監督コメント
「本作のテーマは”役割からの解放”です。競技ダンスのリード&フォローの概念を知り、お互いが支え合うことに感銘を受けたんです。その中で女性ペアという設定を思いつき、役割にとらわれない生き方を表現しました。この映画を令和版『Shall we ダンス?』と呼んでもらえたらうれしいですね」
「ダンスにこんなにも筋力と体力が必要だとは思いもよらず。毎日必死に練習していたら体重が4キロも落ちていたんです。これは良いダイエットになりますよ。大会のワルツのシーンでは練習の大変さが蘇り、感極まって泣いちゃいました。ふたりの気持ちを通じ合わせて踊った記憶があります。」と当時を振り返る大塚さん。
「試合の場面では、プロのダンサーさんも同時に踊っているので、何テイクも取り直しがきかない状況でした。とにかく全集中で(笑)あうんの呼吸で踊りました! とくにクイックステップが難しかったですね! 相手に寄り添いながら反る必要があるので、ジャンプや回転すると着地のときに身体が起きちゃうんです。先生に何度も直されましたね」と内田さん。
「昨今の状況下で、物語の上だけで親密に人と人と支えあう場面を表現できたのは意味があることでした。SNSにメイキング映像があがっているので、ぜひチェックしてみてください!」と藤澤監督。
「3人でダンスのポーズを!」という記者の声に、藤澤監督は「僕はサマにならないよ~」とテレつつポーズ。その姿に観客から拍手がおきました。
—
映画『レディ・トゥ・レディ』
出演:大塚千弘 内田慈
新納慎也 清水葉月 朝見心 本間叶愛 オカモトジョージ 福田温子 山中敦史 九十九 一
生田智子 木下ほうか
監督・脚本:藤澤浩和
エグゼクティブプロデューサー:磯田貴彦
プロデューサー:佐藤圭一朗
アソシエイトプロデューサー:中畔弘敬
ダンス監修:堀口史朗 桜田まゆ
音楽:井上泰久 古屋沙樹
音楽プロデューサー:菊地智敦
撮影:伊藤麻樹
照明:尾下栄治
録音:木原広滋
装飾:山田好男
スーパーヴァイジング・サウンド・エディター:勝本道哲
サウンド・デザイン:紫藤佑弥
スタイリスト:岩堀若菜
ヘアメイク:小出みさ
キャスティング:下鳥真沙
助監督:塚田芽来
制作プロダクション:イングス
製作:イングス
2020年/日本/DCP/カラー/ヴィスタ90分/5.1ch
配給・宣伝:トラヴィス
公式サイト:lady-to-lady.net/
コピーライト:(C)2020 イングス
■公開館情報(12/28現在)
ヒューマントラストシネマ渋谷:2020年12月11日(金)~ ⇒公式サイト
シネ・リーブル梅田:2020年12月18日(金)~31日(木) ⇒公式サイト
京都シネマ:2020年12月18日(金)~30日(水) ⇒公式サイト
名古屋シネマスコーレ:2020年12月26日(土)~ ⇒公式サイト
横浜シネマリン:2021年1月2日(土)~ ⇒公式サイト
神戸元町映画館:2021年1月30日(土)~ ⇒公式サイト
新潟シネ・ウインド:2月30日(土)~ ⇒公式サイト
—
【ライター プロフィール】
池田あゆ里(いけだあゆり)
横浜市在住。EJBDFプロ競技選手兼ライターとして活動中。
満若ダンススタジオin杉田 所属(HP)。
〇note https://note.com/lilyayuri
〇Twitter https://twitter.com/ayuri_0129