東北勢が活躍した東日本県別対抗戦(山梨大会)[東北TOPICS]
※本記事は月刊ダンスビュウ2024年9月号(7/26発売)に掲載しています。
東日本各県から選りすぐりのアマチュア選手が集まる東日本県別対抗戦。今年は山梨県甲府市を舞台に、華やかに開催されました。2024年6月23日(日)、甲府市小瀬スポーツ公園体育館で行なわれた「第48回東日本県別対抗アマチュア競技ダンス山梨県大会」は、地元山梨県から6チーム、数年ぶりに参加した東京都チームを含め、史上最多の1都14県、21チームが出場。東北からは東北選抜(5県)で1チーム、福島県から2チームの参加です。
この大会には前夜祭があり、豪華な食事や催し物で交流を深めます。前夜祭のハイライトは、東日本県別対抗戦の組み合わせ抽選会です。予選は抽選会によって決められたABCの3ブロックに分かれて戦い、その結果により上位決勝、中位決勝、下位決勝へと進みます。強豪チームと同じブロックに入るかどうかで、結果が大きく左右されるということです。会場で見守っていた先生方によると、「前夜祭の抽選会では、団長がカードを引くたびに歓声やどよめきが起こりました。勝負は前夜祭から始まっているとも言えるでしょう」「東北選抜チームは強豪といわれる東京都チームとの対戦となりましたが、憧れの選手と競えることに選手たちは大変喜んでいました」とのこと。
結果、東北選抜チームがスタンダードで東京都チームに続く2位の健闘を見せ、福島県チームも上位決勝に入り会場を沸かせました。応援に駆けつけた福島県プロダンスインストラクター協会会長の小針博雄先生に聞いています。
「昨年に続き、独自のチームで参加した福島県は、今年は2チームで挑みました。壮行パーティを開催し、福島県内から多くの応援を受け、総勢35名で山梨県に向かいました。華やかな前夜祭と演出の効いた大会で、選手も応援団も大変満足しました。47年前の第1回大会に出場したレジェンド渡部カップルの奮闘もあり、福島県Aチームはスタンダード・ラテンともに上位決勝で踊ることができました。選手たちは来年もまた参加できるよう、意気揚々と帰途につきました」
来年の東日本県別対抗戦は栃木県で開催される予定です。東北勢の活躍に期待しましょう。
レポート/木下なつ(プロダンサー・ライター)