※本記事は月刊ダンスビュウ2024年8月号（6/27発売）に掲載しています。

東京都大田区洗足池にある「おやまダンススタジオ」の榊美央先生。東部のラテンA級選手としても活躍している榊先生は旭川市出身。2024年5月18日（土）に帰省先の旭川で「ラテンダブルス講習会」を開催しました。

講習会には旭川市近郊から12名が参加。男性ペア2組、女性ペア4組ができました。榊先生のレッスンは「楽しい！」が基本。ペアはあみだくじで決定。振り付けレッスン、ペアで相談タイム、個々にアドバイスを受け、皆で復習。最後は3組ずつ出来栄えを披露しました。「皆さん踊れる方ばかりでした」と榊先生。参加者からは「とても楽しかった」との声が多数聞かれ、参加したプロダンサーからは、「今後ダブルスの講習会をするときに活かしたい」と声をかけられたそうです。

この講習会は、たくさんの人の繋がりで実現できたと榊先生は振り返ります。「講習会の開催を決めてはみたものの、旭川でのダンスの知り合いは少なく講習会の告知が難題でした。自分のSNSで告知はもちろんのこと、ダンスファッション優美さんなど、思いつく限りの人に宣伝をお願いしたりとあがいていたら、たくさんの方が手を差し伸べてくださいました。結果、高橋先生や浦瀧先生、樽本先生、森脇先生と、旭川のプロの先生のご助力をいただいて、無事に開催することができました」

2024年9月の全日本選手権に向け、北海道の先生方が意欲的に活動していることをネットで知り、旭川で講習会を開こうと決めた榊先生。「まだまだ新しい分野であるラテンダブルスがさらに魅力的なコンテンツとなるよう、リズムの理解、組んでいるときとソロのときの2人のコネクションなど、プロとしてどんな技術が提供できるか、常に考えながら自己鍛錬に励み、社交ダンスの『楽しい！』がもっとたくさんの人に伝わるよう、さらに笑いの絶えないレッスンをしていきたいと思います」と意気込みを語ります。ダンスの輪はこれからも大きく広がっていくことでしょう。

 

 

レポート／宿谷真紀（Photo M*Studio)