青森県で豪華な検定試験パーティ開催[東北TOPICS]
※本記事は月刊ダンスビュウ2024年6月号(4/27発売)に掲載しています。
2024年3月17日(日)、青森県プロダンスインストラクター協会が主催する「NDLSスーパーファイナル級・ファイナル級技術検定&能登半島地震復興支援チャリティーパーティ」が、八戸市の八戸グランドホテルにて開催されました。
青森県の検定試験は、4級からゴールド級までを公民館や体育館のようなところで平服を着て開催します。一方、ファイナル級とスーパーファイナル級はドレス着用によるデモンストレーション形式のため、ホテルに会場を移し、パーティ仕様で行なうのが通例です。今回は午前中に三八地区の検定試験も併せて行ないました。
審査員には二ツ森司先生をお迎えし、平服部門とドレスアップ部門の対抗戦や「先生と踊ろうタイム」、二ツ森司先生のレクチャー、ダンスタイムと盛り沢山の内容に。受験部門とは別に、来ていただいたお客様にも大いに楽しんでいただけました。
ファイナル級とスーパーファイナル級の審査では、点数の他に審査員からコメントがもらえます。例えば〈ファンの際のアームを工夫してはいかがでしょう?〉や〈スピンターンはもう少しCBМをかけるとうまく回れます〉などのアドバイスから、〈先生のリードを受けてちゃんと動けていて良かったです〉といったお褒めのコメントまで。
今回はファイナル級6名、スーパーファイナル級2名の計8名が全員合格。通常の検定が年2回開催のため、ファイナル級に進むにはスムーズに受けても5年ほどかかります。そのため、ファイナル級の検定はいつも「頑張ったね〜」というお祝いのような雰囲気です。青森県ご出身の二ツ森司先生は、地元に帰ってきた感じで和気あいあい。検定というピリピリした雰囲気はあまりありません。今回はルンバのタイミングやアームワークのレクチャーもお願いし、お客様も皆一緒に身体を動かす姿が印象的でした。
レポート/木下なつ(プロダンサー・ライター)