昭和製靴工業×九州学連の【Passion杯】開催!(10月15日)[九州TOPICS]
※本記事は月刊ダンスビュウ2024年1月号(11/27発売)の79頁に掲載しています。
■昭和製靴工業×九州学連の【Passion杯】開催!
2023年10月15日、長崎大学で「Passion杯第48回北部九州学生競技ダンス大会」が開催されました。なんとも情熱的な名前のこの試合は、ダンスシューズの製造・販売を行なう有限会社昭和製靴工業と、九州学連のパッションにより実現したとのこと。
この試合について、九州学連理事の庄野碧さんと湯浅由麻さん(いずれも九州大学)にお話をうかがいました!
―【Passion杯】は、昭和製靴工業がスポンサーとなって開催されたそうですね。
▼庄野 はい、『全国で戦えるアツい九州学連をつくりたい!』という想いから、我々理事がお力添えをお願いし、ご協賛いただきました。コロナの影響もあり、九州学連の各大学は深刻な部員減少に悩まされています。加盟費・エントリー費も減り、規模の大きい他ブロックとは環境やレベルの差が開いてしまっているのが現状です。そこを打ち破るべく行なった活動のひとつが、スポンサーを探すことでした。加盟員の金銭的負担軽減や、試合の安定開催によって、部員がレベルアップできる循環をつくるためです。昭和製靴工業さんにこの理念をご説明したところ、応援してくださることになりました。
▼湯浅 今回は試合への出資のほか、各部門の優勝者に副賞としてシューズをご提供いただきました。【Passion杯】という試合名は昭和製靴工業さんのシューズのロゴから取っています。名前のおかげか、どの選手もパッション全開で盛り上がりました! 特に1年生は、九州で唯一新人部門が1年生のみ(普段は2年生と混合)の試合とあって、気合十分でした。下級生がモチベーション高くダンスを続けてくれることが、全体の成長には欠かせないので、この機会が確保できてとても嬉しいです。
―協賛の依頼はどのように行なったのでしょうか?
▼庄野 出資をお願いするための資料を作成し、東京遠征の際に本社にてプレゼンテーションをさせていただきました。貴重な時間を割いてくださり、本当にありがたかったです。
―新しい試みをスタートさせた九州学連。今後の躍進も楽しみですね。
▼庄野 今年は九州学連にとってチャレンジの年なんです。スポンサーを得る試みも初めてのことですし、9月には全国から選手を招待した大和杯を開催、冬の全日本戦からは、九州大学がFMもスタートさせます。手探りで大変な部分もありますが、挑戦は力になると信じています!
▼湯浅 試合関連だけでなく、公式HPをリニューアルしたり、SNSの運営を変えたりして、九州内外への発信も強化しています。まだ小規模な九州学連ですが、全国の仲間や、OBOGの方々、そしてスポンサーのみなさまなどからいただいたパワーで、進化を続けたいです!
■昭和製靴工業・石川学社長からのメッセージ
「九州学連のシューズは、かつてチャコット福岡支店が学連特別価格にて全て支援していましたが、チャコットが社交ダンス部門から撤退したため、そのオリジナルシューズを製造していた昭和製靴工業が引き継ぐことになりました。九州学連の選手たちは、これまで、関東や関西の学連選手と関わることも少なかったのですが、今、彼らは、地方遠征はじめ、様々な競技会に積極的に参加するとともに、他学連との交流の場を増やし、全国的な競技ダンスの輪を拡げようとしています。そして、学生競技ダンスの人口を増やし、それによりダンスの裾野を拡げていきたいという学生たちの熱い想いに感銘を受け、少しでも支援出来ればという気持ちから協賛を開始しました」
レポート/松下りかこ
全九州学生競技ダンス連盟(九連)
https://taikaiseiseki.web.fc2.com/index.html