※本記事は月刊ダンスビュウ2023年9月号（7/27発売）の82頁に掲載しています。

様々なスポーツ、カルチャーの体験イベント「スポカル2023」が、今年も札幌市東区のつどーむで開催されました。このイベントに北海道プロ・ダンス・インストラクター協会から11人のプロインストラクターにジュニア選手たちが加わり、体験ブースとステージで社交ダンスの魅力を伝えました。

体験ブースではキッズたちが社交ダンスのステップを取り入れた簡単なダンスにチャレンジ。曲はキッズに人気のある曲をセレクトしました。レンタルドレスの試着もあり、ドレスを着てダンス体験に参加した女の子たちは「お姫さまになったみたい！」と嬉しそうな様子。ダンス体験コーナーが気に入り連続で参加する子どもたちや、見学していたパパやママも一緒にダンスする姿も見られました。

ステージではプロとジュニアによるデモンストレーションやフォーメーションなど様々な形態で30分間のダンスショーを発表しました。ステージを見ていたお客さんから「社交ダンスって大人が習うものと思っていたけど、子どもでもできるのね！」という驚きの声や、「カッコいい！」という感想をいただきました。プロと一緒にステージに参加したジュニアたちは「家でも練習しました。本番は緊張したけど全力を出すことができて楽かった」、「緊張したけど、みんながいてくれたから最後まで楽しく踊ることができました」、「社交ダンスを皆さんに知ってもらい、自分も踊りたいと思ってもらえるように頑張りました」と感想を話しました。

プロと一緒にステージを作った経験が刺激となり、イベントの参加を通じて「社交ダンスに興味がない人に興味を持ってもらいたい」という気持ちが膨らんだようです。「数万人規模の子どもが中心に参加する『スポカル』に、今年は来場する子どもたちと年齢の近いジュニアに協力してもらいました。おかげで参加した子どもたちに社交ダンスを身近に感じてもらうことができたのではないかと思います。普及のみならず、日頃頑張って練習しているジュニアたちの発表の場を提供できたことは有意義だったと感じました」とリーダーの村田大輔先生は総括しました。

 

レポート／宿谷真紀（Photo M*Studio)