お得に楽しめる! 宮城県プロ選手会新春パーティ[東北TOPICS]
※本記事は月刊ダンスビュウ2023年4月号(2/27発売)の83頁に掲載しています。
2023年が明け、東北最初のイベントは、1⽉8⽇(⽇)宮城県ボールルームダンス連盟プロ選⼿会主催の新春パーティ「踊り初め(おどりぞめ)2023」でした。場所は宮城県内のプロアマミックスでお馴染み「トークネットホール仙台」です。こちらのパーティは、⼊場料二千円という安さで、プロとダンスタイム、ミキシング、プロアマミックストライアル、プロショーまで楽しめるお得なイベント。昨年は2時間だったところを今年は3時間に拡⼤し、料⾦は据え置きとしたため「料⾦以上の価値があった」と満⾜の声が多かったようです。チケットの売れ⾏きは180枚にのぼり、コロナ前と変わらぬ活気を取り戻しました。
今回、選⼿会が特に⼒を⼊れたのは、プロアマミックストライアルです。昨年から始まった企画ですが、今年はW・T・R・Cにスローとサンバをプラス。曲の⻑さはプロアマより⻑い1分20〜30秒を確保しました。エントリー数は前回の76組から149組に増え、出場いただいたお客様からは「無理してドレスを着なくていいし、思いっきり踊れて楽しかった」と好評でした。
プロショーでは、昨年JBDF東北ブロックから初めて東部A級へ昇級した加賀雄⼤・康⼦組による昇級デモと、横⽥敦司・阿部光⼦組による引退デモが⾒どころとなり、横⽥組の胴上げでは感極まる場⾯もみられました。
毎年議題にあがるのは、ダンスタイムのやり⽅です。沢⼭踊れるお客様とほとんど踊れないお客様とで差が出てしまうので、できるだけ公平になるよう試⾏錯誤した結果、コロナ対策で消毒係を配置したこともあり、ブロック分けという形になりました。
選⼿会執⾏部では「みんなが楽しめるように考える」をモットーに、パーティを企画しています。今後もよりよい⽅法を模索して、楽しいイベントを考えていきます。
レポート/木下なつ(プロダンサー・ライター)