社交ダンス情報総合サイト Dance View ダンスビュウ

ニュース

サークル探訪「同志社香里中学校・高等学校ダンス部」[関西TOPICS]

Xで共有する
Facebookで共有する

※本記事は月刊ダンスビュウ2023年4月号(2/27発売)の80頁に掲載しています。

今回訪問したのは、昨年2023年にサンテレビで放映された社交ダンス番組「パパイヤ鈴木のボールルームダンスwith Me」で紹介された「同志社香里中学校・高等学校ダンス部」。ジャンルの異なるストリートダンスではあるが、高校ダンス部「日本一」を決する「日本高校ダンス部選手権(ダンススタジアム)」、いわゆるダンス甲子園で全国優勝3連覇を2度達成するという屈指の強豪校。その強さとパワーの源を知りたく、活動現場を訪ねてみることにした。

2003年に数名の有志が集まり同好会として活動を開始した「同志社香里中学校・高等学校ダンス部」。5年後の2008年に正式な運動部となり、初挑戦した「日本高校ダンス部選手権」で見事優勝。その勢いは衰えることなく、数々のタイトル制覇を成し遂げ今年で20年、部員数も約180名になった。そして、動画配信された部員たちのダンスは、多くの人々を魅了してきた。

取材に応じてくれた部長の浅木唯愛さん、副部長の廣田真穂さんと神谷京佳さんも、「あのようなダンスを皆と一緒に踊りたい」と思ったのが入部の動機だったそうだ。「毎年、最上級生の高3が話し合い、意見を出し合って、その年の部活の方向性を決め、自主的に部の運営を行なっています。そして振付も、みんなの意見を聞き、話し合いの中で決めていきます」と話してくれた浅木さん。実際に練習活動を見学すると、特別な指導者がいるのではなく、上級生が下級生を指導。その指導も、自分たちのものを押し付けるのではなく下級生の個性それぞれに適した指導が進められていた。

そして、グループに分かれ振付や動きについて熱心に話し合う部員たちの姿が印象的。意見を交換しながら実際に踊り、訂正し、また話し合う姿に「各学年から出る意見を、例え無理だと思っても頭から否定せず、まずは試してみることを最上級生として心がけています」と話した三役の言葉が蘇る。大会で優勝するためではなく、ダンサーが納得するダンス、自分らしいダンスを求めていく部員たちの情熱が強豪ダンス部のパワーの源なのだと実感する。

部活顧問の中優己先生に話を伺うと、「部の運営もダンスに関しても最上級生が中心になってくれていますので、私は見守るだけです」と言いながらも「昨年の4月、前任の顧問の先生が退職され副顧問であった私が顧問になるという大きな変化がありました。生徒の自主運営、過去に囚われない活動を支える基軸が顧問で、生徒たちに迷いが出たときの解決の支えともなるのですが、顧問が変わるという大きな変化の中で最上級生になった現高3生は、新設の部を運営するのと同じくらい大変な1年だったと思います。本当によくやってくれました」と、3月に卒業する最上級生へ労いの言葉をかけていた。

強豪と呼ばれる「同志社香里中学校・高等学校ダンス部」を支えるものは、「顧問の先生へ、先輩たちへ、仲間や家族へ感謝と愛と『いつも心に青空を』」をモットーに中1から高3まで、6学年が1チームとなってダンスに取り組む部員たちの情熱。取材当日は寒波の影響もあって寒い一日であったが、ダンス部の練習場は部員の熱気に満ち溢れていた。

▲総勢180名の部員数を誇る同志社香里中学校・高等学校ダンス部

 

問い合わせ先

同志社香里中学校・高等学校
https://www.kori.doshisha.ac.jp/

Xで共有する
Facebookで共有する

ダンスビュウサイトでは、ダンス関連のニュースを募集しております。

ダンスビュウサイトへのニュース掲載をご希望の方は下記サイトのフォームに必要事項をお書き添えのうえお寄せください。掲載に関しましては、ダンスビュウ編集営業部にて審査のうえ、掲載させていただきます。
ニュース掲載お申し込み

年別アーカイブ

ページトップへ