「冬全」総合優勝!北海道大学競技舞踏部[北海道TOPICS]
※本記事は月刊ダンスビュウ2023年3月号(1/27発売)の82頁に掲載しています。
2023年12月4日(日)に有明アリーナで開催された冬の「全日本学生競技ダンス選手権大会」にて北海道大学競技舞踏部が総合優勝しました。北大競舞といえば現スタンダード北海道チャンピオンの大西亘プロをはじめ、小野栄治プロ、三宅建史プロ、平田篤プロ、覚知昌代プロと北海道チャンピオンを次々輩出している名門。
今年の競舞は精鋭揃いで、圧倒的な強さを見せつけました。この競技会は単科戦で、種目毎に各大学は選手を選出し、選手の成績が大学の成績として加点されます。北大競舞はスタンダード4種目とラテン1種目が上位決勝入り、ラテン3種目全てが下位決勝入りするという快挙を果たし、2位の大阪大学に48点差をつける180点を獲得し総合優勝を飾りました。
「当日はダンサーズハイだったのかもしれません。自分たちのダンスについては何も覚えてなくて、スタンダード4カップルが全員ファイナルに上がった瞬間だけが鮮明に記憶されています。」と主将の塚田穣太さんは振り返ります。
中村・清水組という良いライバルがいたから成長できたと話す塚田・坂口組、スローフォックストロット優勝の中村・清水組は、まだ固定になっていない1年生の競技会(8種目単科戦)でワルツ以外全て1次落ち。お互い険悪なムードになった経験がバネになったと振り返ります。最後の冬全は大好きな先生のドレス(リーダーとのデビュー戦で着た思い出深いドレス)で勝負に臨んだと話す荻原・島組。北海道の引退試合(全道戦)で1年生の後輩たちが小原・工藤組のステップを全部覚えて隣で踊ってくれたことに感激。後輩たちの思いを胸に臨みました。
様々な思いが最高のパフォーマンスを発揮させた「冬全」。次は後輩たちが緑のゼッケンをつなぎます。
北海道大学競技舞踏部
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レポート/宿谷真紀(Photo M*Studio)