※本記事は月刊ダンスビュウ2022年11月号（9/27発売）の79頁に掲載しています。

2022年7月23日（土）、ホテルニューオータニ大阪において、松尾ダンスワールド（経営・指導 松尾和範・満希加先生）が創業10年を祝う記念のパーティを開催、関西各地から大勢のお客様がお祝いに駆け付け盛大なパーティとなった。

当日は、62名のダンス愛好家が2部に分かれてそれぞれの先生とデモンストレーションダンスを披露。プロフェッショナルショーでは、25組のプロがパワーあふれるダンスを披露してパーティの終盤を華やかに盛り上げ、この10年を支えてくれた人たちへの感謝の思いを込めて松尾和範・満希加組が答礼のダンスを踊ると、会場から大きな拍手が送られた。そしてパーティの締めくくりに、スペシャルゲスト橋本剛・恩田恵子組が華麗なセグエダンスを披露すると、パーティの興奮は最高潮に達した。

記念パーティが無事終了して松尾先生は、「実は創業10年は昨年だったのですが、新型コロナウィルスの影響で、開催を見合わせました。未だにコロナは完全終息には至っていませんが、皆さんのご協力とご支援により開催することができ、心から感謝しています」と感謝の気持ちを述べた。ビジネスエリアである大阪市西区西本町にスタジオをオープンしたのは2011年4月21日。「オープン4年後の2015年に現役を引退して、新型コロナウィルスで活動の自粛を強いられるなど色々なことがありましたが、生徒さんたちをはじめ多くの方々に支えられて今日を迎えることができました。この10年は、余裕もなく無我夢中の10年でしたが、ようやく心にゆとりもでき、ステージでのダンスに挑戦したり、ボディエクササイズにジャイロネキシスを取り入れるなど新しいことにチャレンジしています」と振り返る松尾先生と満希加先生。

ジャイロネキシスとは、無理に圧をかけたり力を入れたりせず、背骨を中心に関節にスペースを作りながら流れるように動きつづけるエクササイズで、「このエクササイズのおかげで、私たち自身も力まず効率的に身体を使えるようになりました」と話してくれた。こうした経験を活かして、ダンサーの現役年齢を延長することや社交ダンスの可能性を広げることにも挑戦していきたい、と言う松尾先生と満希加先生。10年の節目を超えて、新しい視点で次の節目に向かう「松尾ダンスワールド」、これからのお二人の活動に注目したい。