地域の人たちと歩む「ダンススタジオH&K(倉敷市)」が1周年[関西TOPICS]
JDCプロラテンA級選手として活躍していた平坂弘樹・香緒里先生が、倉敷市松島に「ダンススタジオH&K」を1年前にオープン。1周年を迎えた今、ジュニアや大学生はもちろん、子育てに追われるヤングママにとっても注目されるダンススポットになっている。
スタジオの最寄り駅となる「中庄」駅は、岡山から山陽本線で3つ目、倉敷の一つ手前の駅。風情ある景観の街・倉敷とは異なり、中庄駅周辺は大学、高校、中学など多くの教育機関が集まる学生の街。駅の北側に出て、川崎医科大学を中心に、福祉系大学、医療系短期大学、附属高等学校などが立ち並ぶエリアを歩いて行くと、ほどなく松島北交差点の南東角に「DANCE STUDIO H&K」と書かれた一戸建てのスタジオが見えてくる。敷地内には車7台分の駐車場を有し、自然を生かしながらも整然と建物が並ぶ学都に馴染んでいる。
「地域の環境というよりも、以前から、岡山でスタジオを経営するなら、移動手段に車を利用する人が多いので駐車場があること、誰でも出入りしやすいように階段がないこと、この二つの条件を考えていました。そして、それにぴったり合った物件が、この場所だったということです」と話す平坂弘樹先生と香緒里先生。続けてお二人は、「ホールや練習場を長年指導の場としていたのですが、新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言などでホールの営業休止が相次ぎ、レッスン場の確保が困難になりました、それに加えて昨年1月に第一子が誕生。ダンスビジネスと子育てを両立できる環境を考えると、スタジオは必須。知人に相談し、紹介を受けて訪ねた不動産屋が推薦してくれたのがこのスペースでした。もともと旅行会社が入っていた物件で、駐車場、一戸建てと、私たちが考えていた条件にぴったりでした。とんとん拍子に話が進み、2020年11月23日にオープンを迎えることができました」と話してくれた。
▲平坂弘樹先生、香緒里先生と一人息子の湊(みなと)くん
交差点の角にあるスタジオは、通りに面した一面が総ガラスになっているので、フロアの隅々にまで太陽の光が届き、「照明演出にもこだわっているのですが、残念ながら昼間は明るくて発揮することができません」と苦笑する平坂先生。素材と設計にこだわったダンスフロアは35坪で、柱もなく音響設備も充実。アースカラーを基調にデザインされたスタジオ内はゆったりとした雰囲気が漂っている。
▲駐車場7台を完備したダンススタジオH&K
▲アースカラーを基調とした35坪のフロア
「金スマの社交ダンス企画をはじめ、メディアに取り上げられたことで知名度も上がってきましたが、興味はあるがなかなか気軽には入れない、という人たちが、特に若い世代に多いようです。スタジオを開放し、キッズコーナーを設けたりして、学生さんや子育てに忙しいお母さんたちが気軽に出入りできるスタジオを目指し、地域に貢献できるダンススタジオにしたい」と話す香緒里先生。子連れのママたちが気軽に団体レッスンを受けられるスタジオ、学校帰りに気楽にレッスンが受けられるスタジオとして、地域の人たちと歩む「ダンススタジオH&K」である。
岡山県倉敷市松島278-4【地図】
(JR山陽本線・中庄駅北口12分、駐車場7台完備)
☎086-441-5671
https://hirokihds.wixsite.com/website